屋根の種類

屋根の種類は金属系、スレート系、粘土系(瓦)の3つに分類されます。それぞれ異なった特徴を持つので、建物の構造やデザインと関連付けながら選ぶことが大切です。

  金属系 スレート系 粘土系
重 量 約6~8Kg/㎡(ファインスチール) 約13~19Kg/㎡ 約45~53Kg/㎡
メリット・デメリット 屋根の自重が軽い為、耐震対策としては最良。デザイン性も自由に選べる 手軽感はあるものの、地震による落下にはすべて施工をしなおさないといけない 重厚感や高級感はあるが、耐震には適していない
耐用年数 10~20年 10~25年 20~30年
点検・手入れ 3年おきの点検 2~3年おきの点検・塗装 2~3年おきの点検
リフォームチェック ○雨漏り ○錆び 
○色あせ ○毛細管現象
○雨漏り ○色あせ 
○苔 ○割れ、欠け
○雨漏り ○色あせ 
○脱落 ○割れ、欠け
価格(目安)
※下地、廃材処理費は
含みません
4,000~6,000円/㎡ 5,000~12,000円/㎡ 8,000~13,000円/㎡
金属系

素材は銅板やアルミ、ステンレス、フッ素鋼板またそれらの複合鋼板などがあります。金属の特性を活かした長尺製品や曲面加工などデザインのバリエーションも広がります。
住宅では従来のトタン屋根のイメージがありあまり好まれないようですが、耐候性が高く大型建造物に実績が多数あります。住まいにも金属屋根お勧めします。


ファインスチール

ファインスチールとは、屋根用亜鉛めっき鋼板のことで、従来トタンと呼ばれていたものを、めっき技術や塗装技術の飛躍的発展により、耐久性に優れ、軽くて地震にも強く、遮音性・遮熱性も増し、リフォームにも適した素材としたものです。
代表としてガルバリウム鋼板が上げられます。
ガルバリウムとはアメリカのベスレヘムスチール社で開発されたアルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板のこと。建築では主に屋根材として使われ耐久性、耐熱性に優れている。海岸地域にあっても、腐食を起こしにくいなどの特徴があります。

メリット

・地震に強い(軽い)
・デザインが自由自在
・経年劣化が少ない
・断熱性がある(通気工法)
・燃えにくい
・施工コストが低い
・大きな屋根を葺く場合、雨漏りが少ない
・断熱性(組み合わせ)
・防水性
・カラーバリエーションにとんでいる
・変色腐食に強い
スレート系

自然石の粘板岩や頁岩(けつがん)を薄く剥いだ『天然スレート』と、セメントに繊維を混入して強化し、天然スレートの素材感に似せて成形した『石綿スレート』に分かれます。
但し、現在は【石綿=アスベスト】の微細な浮遊繊維は人体に有害なため使用されずに、工場加工のスレートは『無石綿スレート(繊維セメント)』に切り替わりつつあります。
瓦に比べて軽量で施工しやすく、形も色も豊富に揃い、また、安価なことから普及しております。最近では、地震対策の為に施工される施主さんも増えてきています。


カラーベスト

カラーベストはクボタ松下電工の商品登録名ですが、俗称として呼ばれています。薄い住宅用屋根葺き材の一つ。石綿(いしわた)とセメント・珪砂(けいしゃ)を混ぜて作る化粧石綿スレート葺きのこと。軽量で、耐候性(風雨や日光など天候の変化に耐える力)も強く、耐震性に優れ、屋根材に適しています。

メリット

・自分の好きな屋根の色や、デザインにできる(種類が豊富)
・屋根の重量を軽くできる(耐震対策)
・安価
・耐熱性に優れている

デメリット

・表面の塗装が劣化しやすい(メンテナンスが必要)
・重ね部分が多いので、部分的な補修ができない
・重ね部は大きいが、緩勾配の場合、毛細管現象で漏水する場合がある

粘土系

粘土を使った焼き物の屋根材です。耐久性に優れており、伝統的な美観性が多くの人に親しまれています。

いぶし瓦・・・釉薬瓦と同様に粘土をプレスし、焼成過程でいぶし、表面に銀色の炭素膜をつけたもの。
釉薬瓦・・・プレス成型した瓦型の素地にうわ薬をかけて窯の中に入れて高温で焼き上げた瓦をいいます。


メリット

・メンテナンスがほとんどいらない
・高級感がある
・燃えにくい

デメリット

・高価
・地震や台風に弱い

お知らせ
  • 2011.07.06
    登録企業さまのホームページが改訂されました
    今月の会社紹介でも紹介しております、高知県の『オガサ製工』さまのホームページが改訂されました。 →http://ogasaseikou.jp/ 新しい取り組み、商品をご紹介するための改訂で、ホームページから継続的に問い合わせが来ているそうです。 大切に育てられている、社長の思いの詰まったHPを是非ご...
  • 2011.05.16
    今月の会社紹介を更新しました。
    今月の会社紹介は、高知県を拠点に活躍される若き経営者『オガサ製工』さまです。   お客様のご要望を上回る、住まわれている住宅の課題にあったご提案をされており、技術者の育成にも積極的に取り組んでおられます。   高知弁バリバリのブログも必見です。   http://www...
  • 2011.04.28
    特集 軽量屋根と屋根の軽量化 をUPしました
    軽量屋根とは一般的に「スレート屋根」や「金属屋根」のことを言います。  これは従来の「瓦屋根(粘土瓦やセメント瓦など)」と比較した総重量をあらわすもので、厳密に何kg以下が「軽量屋根」といった線引きはありません。