外壁の種類
金属サイディングとは、成型・エンボス加工された金属板と裏打材によって構成された乾式工法用の外壁材です。一貫した製造ラインで工場生産され、仕上がりが均一、取り付けが容易、塗装仕上げが不要等の特徴を持つ外装建材です。 とても軽量で建物に優しく、断熱性に優れ、省エネ効果抜群、ひび割れ・凍害に強いといった特徴を持っています。また、金属サイディングの外壁を使用することにより、大幅な工期短縮を図ることが出来ます。
ガルバリウム
ファインスチールの一種であるガルバリウムとは、アメリカのベスレヘムスチール社で開発されたアルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板のこと。建築では主に屋根材として使われ、耐久性・耐熱性に優れている、海岸地域にあっても腐食を起こしにくいといった特徴があります。
メリット・特徴
・軽い ・デザインが自由自在(加工が簡単) ・経年劣化が少ない ・カラーバリエーションが多彩 ・耐火性 |
・施工コストが低い ・断熱性(組み合わせ) ・防水性 ・変色腐食(錆び)に強い ・価格が安価 |
サイディングの70%以上を占める主要な外装材です。防火性、施工性、意匠性に優れていることが特徴です。主原料としてセメント質原料及び繊維質原料を用いて板状に成形し、養生・硬化させたもので、主として建築物の外装に用いる防火材料です。あまり知られていませんが、施工に関しての資格が存在します。
メリット・特徴
・軽い ・種類が豊富 ・経年劣化が少ない ・カラーバリエーションが多彩 ・耐火性 |
・断熱性(組み合わせ) ・外壁内結露が少ない(通気工法) ・防水性 ・変色腐食(錆び)に強い |
デメリット
・コストが高い
主に5階建て程度の中低層建築物の外壁や床板、超高層マンションの廊下・バルコニー側の外壁、鉄骨造の倉庫や工場の外壁で用いられることの多い建築材料のひとつで、高温高圧多湿養生を意味するオートクレーブ状態で製造管理された軽量気泡コンクリートを指します。
ALCは主に鉄骨建築に用いられ普通コンクリート約1/4軽さで施工性が良く、また10倍という高い断熱性をもっており、冷暖房費を低減する事ができます。また施工時の残材や解体工事から発生するパネルを、ALCの原料やセメント原料として再生利用する事も可能な製品です。
厚さは100㎜、125㎜があり、平パネル以外にも意匠パネルも豊富で、空間的にも意匠的にも、創造性の高い建築を創る事ができます。
メリット・特徴
・軽い ・好きな色に塗装できる ・耐火性(燃えない) |
・強度がある(補強鉄筋) ・断熱性(コンクリの10倍) ・断熱性(組み合わせ) |
モルタルとは、砂とセメントを水で練り上げてつくった材料で外壁の下地(網状の金物)に塗り込めていきます。モルタル自体には防水性は低く、上から塗装するのが一般的です。
窯業系・金属系のサイディングが普及する前はほとんどこの方法で木造住宅の外壁が仕上げられていましたが、最近では建築時の利便性からその割合は減少傾向にあります。
しかし一方で、塗料の防水性などの機能や技術が進歩するとともに、アレンジ(デザイン)やメンテナンスが容易であることから、一部では見直されつつあります。
下地の種類としては、網状の金物(ラス)、それを二重に施工する(ダブルラス)、すでにボード状になったものを貼り付ける(ラスカットボード)などが一般的です。
仕上げ塗装の種類は大きく分類すると、仕上がりがザラザラのリシン系、仕上がりがつるつるしたシリコン系が一般的です。塗装は材質や塗り方、色などで千差万別ですので、お好みに合わせてアレンジできます。
メリット・特徴
・仕上がりの質感が良い ・選択肢が多い ・耐火性 |
・断熱性 ・メンテナンスが容易 ・粘りがあり地震に強い |
デメリット
・コストが高い
・施工にムラがある
- 2011.07.06
登録企業さまのホームページが改訂されました
今月の会社紹介でも紹介しております、高知県の『オガサ製工』さまのホームページが改訂されました。 →http://ogasaseikou.jp/ 新しい取り組み、商品をご紹介するための改訂で、ホームページから継続的に問い合わせが来ているそうです。 大切に育てられている、社長の思いの詰まったHPを是非ご... - 2011.05.16
今月の会社紹介を更新しました。
今月の会社紹介は、高知県を拠点に活躍される若き経営者『オガサ製工』さまです。 お客様のご要望を上回る、住まわれている住宅の課題にあったご提案をされており、技術者の育成にも積極的に取り組んでおられます。 高知弁バリバリのブログも必見です。 https://ww... - 2011.04.28
特集 軽量屋根と屋根の軽量化 をUPしました
軽量屋根とは一般的に「スレート屋根」や「金属屋根」のことを言います。 これは従来の「瓦屋根(粘土瓦やセメント瓦など)」と比較した総重量をあらわすもので、厳密に何kg以下が「軽量屋根」といった線引きはありません。